SESSION

技術チームセッション

コミュニケーションが、
個人の成長とプロジェクトを
促進させる

MJSの開発現場ではどのような役割があり、どんな風にプロジェクトが進められているのか。
そこには、風通しのよさと、助け合える雰囲気がありました。
個人の成長にも寄与できる環境を、3名の座談会からお伝えしていきます。

※掲載している社員情報は取材当時のものとなります。
MEMBERS
清本 岳
クラウドグループ 技術職
2019年入社

就職活動で様々なIT企業を受ける中で、「社会へ貢献したい」という気持ちがどんどん強まっていった。そして、どんな企業にも不可欠な会計システムを開発するMJSに興味を持ち、入社した。

城島 博宣
クラウドグループ 技術職
2012年入社

東日本大震災後に就職活動をする中で、専門的なスキルを身につけたいと考えていた。そこで、ITと会計、2つのプロフェッショナルとして事業を展開するMJSに惹かれて入社を決める。

南川 典子
モバイルグループ 技術職
2009年入社

前職は客先常住型のIT企業で働く。その後、その企業の解体をきっかけに転職活動を行う。自社開発という部分と、産休育休など働きやすい制度に惹かれ、MJSに入社した。

SESSION 01

それぞれが携わるサービスについて

清本

南川さんが所属しているモバイルグループですが、普段はどのような開発を行っているのですか?

南川

パソコンやスマートフォン、タブレットなど、一般的に使用する端末で使える、ウェブサービスをつくっています。その中で私たちは、主に「Edge Tracker」というサービスに携わっています。Edge Trackerは、GoogleのChromeやMicrosoftのEdgeなどのブラウザで、従業員の方が自分の給与明細などを確認できるというサービスですね。現在は、私がプロジェクトマネージャーを担っており、40万人以上のお客様にご利用いただいています。

城島

Edge Tracker はMJSの中では新しいサービスですが、すでに40万人以上はすごいですね。

南川

年々利用者が増えてきており、多くの人の役に立てていると実感できることが楽しいですね。今は改修を行ったり、新しい機能をつくったりしています。清本さんたちのクラウドグループでは、どんなものを担当されているのですか?

清本

私たちはグループ名の通り、クラウドサービスを取り扱っています。モバイルグループの皆さんと同じくWeb系のサービスなのですが、クラウド上で操作する会計・給与サービス「かんたんクラウド」がメインですね。その中で私は、不具合修正や機能改良を行っています。

城島

MJSは、「オンプレミス」と呼ばれる、パソコンにインストールするソフトウェアが主なのですが、かんたんクラウドはインストールをせずに、Web上で使えるサービスです。会計事務所の顧問先の企業が使用されるサービスですね。例えば、売り買いの仕訳を登録し、その情報を送っていただくことで会計事務所がチェックできるというものです。2021年から私がプロジェクトマネージャーを務めています。

清本

かんたんクラウドは、顧問先が利用できるはじめてのクラウドシステムです。会計事務所と顧問先のやり取りをスムーズにできますし、データの堅牢性も備え、コミュニケーションが取りやすくなっています。そのような社会貢献性が高いサービスに携われていることが嬉しいと感じますね。

SESSION 02

チームで一つのサービスを
完結させていく

南川

私のプロジェクトマネージャーとしての仕事は、要件定義、設計工程、評価工程、ドキュメント作成、進捗管理、変更管理、その他調整業務など、多岐にわたります。というのも、Edge Trackerを扱う私たちのチームは少人数だからです。もちろん、今言った工程をすべて私が一人でやるというわけではなく、適宜チームメンバーに手伝ってもらっています。

城島

私も南川さんと同じくプロジェクトマネージャーですが、クラウドグループの場合、要件定義は別の部門が行うんですね。そして、上がってきた改修や機能改良の要件定義書をレビューして企画書をつくり、それが通ったらチームで作業をスタートさせます。

清本

同じ開発でもグループが違えば、少しフローも違ってくるんですね。

南川

そうですね。ですが、実際にプロジェクトがスタートしてからは同じ流れだと思いますよ。プロジェクトマネージャーがスケジュールを引いて、チームメンバーの方がプログラミングやテストを行い、私たちは進捗管理やフォローをするという形なのではないでしょうか。

清本

南川さんの言う通り、私たちのチームでも同じように進んでいきます。プロジェクトがはじまる前に、スケジュールと作業内容を城島さんからもらい、私たちはそれに沿ってプログラミングを行っています。

南川

モバイルグループも私からチームメンバーに要件定義書を渡し、まずはそれに沿って設計をして、プログラミング、単体テストまで行ってもらっています。チームメンバーから特に難しいと声が上がるのは、要件定義を具体化する「設計」のフェーズですね。機能によって内容を変えていかなければなりませんし、プログラミングをしはじめてから、「これも設計に入れておかなければならなかった」ということもよくあります。

城島

若手にとって「設計」は、考えることが多く、難しいポイントですよね。

南川

なので、どうしても難しい場合は私がサポートに入ります。もちろん、基礎技術、テスト仕様書のつくり方、機能の実装方法などでも、分からないことがあれば、すぐにフォローするように意識しています。

清本

確かに設計書は苦労しています…。私たちは複数人で作業を行っているため、内部設計書という誰もがそれを見ればプログラミングができるというものをつくらなくてはならないので、そこが難しく、時間が掛かりますね。ただ、私もチームの先輩たちによく助けてもらっています。

SESSION 03

質問しやすい雰囲気がプロジェクトを
円滑に進める

城島

南川さんは、プロジェクトをマネジメントする上で、意識されていることってありますか?

南川

作業を抱え込まないことですかね。自分で作業を持っているよりは、メンバーを信頼して作業を振る方が、プロジェクトが円滑に進んでいくんですよ。その点で今のメンバーには随分助けられています。もちろん、作業をしてもらいやすいよう、きちんと状況は整えておきますけどね。

城島

なるほど、確かに今の若手の方は優秀ですからね。私のチームも3年目以下の方しかいませんが、皆さん本当によくやってくれています。そして、仕事をお願いする中で、私はできるだけプロジェクトの全体像を分かりやすく伝えるようにしています。その人の作業がどこに位置しているのか、前後の繋がりはどうなっているのかなどを説明することで、作業しやすくなると思うんですよね。

清本

城島さんの指示は分かりやすいですし、もし、分からないことがあってもすぐに質問できるので安心しています。今はリモートでそれぞれが別の場所で作業していることも多いのですが、他の先輩たちにも質問しやすい雰囲気はありますね。そういった環境も若手が育ちやすい一因になっているのではないかと思います。

城島

そう言ってもらえてよかったです。出社をしている場合は、私の方から積極的に声を掛けていくように意識していますが、リモートの場合は声を掛けてくれると本当に助かりますよね。

南川

実はプロジェクトを管理する私たちの方は、自主的に質問してくれることが助かっているんですよね。進捗状況も確認できますし、的確なタイミングでサポートすることができるので、スケジュールが管理しやすくなるんです。

SESSION 04

プロジェクトに携わることで学び、
成長していく

清本

私は今後、プログラミングを自分の中にしっかりと落とし込んでいきたいと思っています。それが技術職の確固たる土台になっていくと思うので。そして、実力がついて上流工程に携われるようになった時には、困っている後輩に的確なアドバイスができるようになっていきたいです。

城島

その成長をサポートさせてもらうので、ぜひ頑張ってほしいと思います。ただ一つお願いするとすれば、広い視野を持って、どんどん掘り下げることを意識してほしいと思っています。今は、私が作業のお願いをしていますが、私の指示が間違っていることもあるかもしれません。そのまま鵜呑みにするのではなく、あらゆる角度から掘り下げて、もっといい案があればどんどん提案してください。そう考えることが、成長に繋がっていくはずです。

清本

ありがとうございます。確かに、常に疑問を持って取り組めば考えることが増えるので、その分たくさんのことを学べそうだなと思います。

南川

いいですね。そうやって学びを深めながら、ちょっとした時間で5年後や10年後に自分がどうなりたいのかも、しっかりと考えてみてほしいと思います。あとは、「これなら誰にも負けない!」という強みを一つでもつくれたらいいですね。フロントエンドでも、サーバーでも、プログラミングでもいいです。何か自信があるものができると、もっと仕事が楽しくなるはずですから。

清本

分かりました。改めてそういうことを考えてみたいと思います。頑張ります!