INTERVIEWS 03
逆境で得られるものは大きく残っていく
山本 涼太
電子申告APグループ 技術職
2020年入社
PROFILE

大学では経営学科に所属し会計を学びながら、フットサルサークルでの活動も行っていた。就職活動を迎えた際、中学生の頃に読んだSEを題材とした小説に憧れを抱いていたことを思い出し、IT業界で技術職になることを目指す。そして、会計 + 技術職であることに加え、長く支持される製品開発をしているMJSに興味を惹かれ、入社を志望した。

複雑な申請書を楽にするシステム

私は文系でしたが、技術職として入社をしました。それまでプログラミングには触れてこなかったので多少の不安はありましたが、入社後に行われた研修で、基礎的なところから丁寧に教えてもらえたので、その不安は徐々に解消されたことを覚えています。
そして、研修後に現在の電子申告APグループに配属されました。当グループは20名弱で、MJSが展開する各システムにある電子申告関係の機能を構築する部門です。ひとくちに電子申告といっても、消費税に関するもの、法人税に関するもの、国税庁のもの、地方自治体独自のものなど、様々なフォーマットがあります。それらをシステム内に組み込むことで、お客様が手書きする手間をなくすことができます。法改正があったり、新しいルールが決められたりした時に変更や追加を行っていくイメージです。まずは、改正や追加の情報のキャッチアップにはじまり、要件定義、設計、プログラミング、テストなどを経てリリースされます。また、合わせて機能改良や保守、全国の支社からの問い合わせにも対応しており、基本的には7名のチームで各プロジェクトにあたります。

自分の力で課題を突破するやりがい

この仕事で難しいと感じるのは、会計や税に関する専門知識が必要になることです。それがなければ、何を、どういう理由で、どう変えなければならないのかが分かりません。また、「ここを変更するなら、ここも変更しなければならない」という対応も漏れてしまいかねません。そのため、プロジェクトが発生した場合はまず自分で調べ、分からなければ先輩に聞くなどを徹底しています。
一方でやりがいを感じるのは、やはりプログラミングです。私が担当しているシステムは10年以上前にリリースされたものが多く、これまでに発生したことがない不具合が出る時があります。そうなる理由は、その不具合が特殊な条件でしか起きないからです。その現象と再現方法が分かれば大抵はすぐ解決できるのですが、それが全く分からないという時もあります。そうした場合に、自分で一つずつ調査をしながらプログラミングの知識を目一杯使って突き詰め、スケジュール内で何とかできた時の達成感が好きですね。その不具合調査の経験は苦労する分、自分のプログラミングも強化してくれます。

自分の仕事だと認識することがはじまり

入社後の研修が終わり本配属になった時、ちょうどコロナ禍だったので多くが在宅勤務でした。色々な仕事を任せてもらったのですが、もちろん、分からないことのほうが多かったです。そのため、その都度先輩に質問をするようにしていました。先輩はチャットや通話など、必要に応じてツールを変更しながらコミュニケーションを頻繁にとってくれ、すごくありがたく感じたことを覚えています。しかし、内心では申し訳ないとも思っていました。そして、ある仕事を任された時、ふと「自分が責任を持ってやってみよう」と思うタイミングがあったんですね。先輩のお陰で少しずつ知識がついてきていたからだと思います。どうすれば想定した通りにシステムを動かせるのか、資料を読み、コードを何度も書き換える。そうやって、正解に辿り着けた時、自分の中で知識がかなり定着している実感がありました。正解を与えられるのではなく、自分で動くことで導き出す。そうすることで、深い理解を得られると気づいた瞬間です。これは私にとって最初の大きな学びになりました。

すべての知識を使った先に、
次の成長がある

そのように学ぶ姿勢を身につけた後、2年目である不具合が発生し、緊急で調査と修正をしなければならないことがありました。タイミングが悪いことに、その時にプログラミングができるのがチーム内に私しかいなかったのです。しかも、その不具合はシステムを使用されるすべてのお客様に影響が出てしまう恐れもありました。
「自分がやるしかない」と覚悟を決め、パソコンにかじり付くようにコードを隅から隅まで見ていきました。大きなプレッシャーを感じていたのは間違いないのですが、逆にこの状況を楽しんでいる自分もいたんですね。先輩から教わったこと、自分自身で学んだこと、それらをフル動員して解決に向かう。その道で色々なことに気がつき、知識が身についていく。そうした状況をすごく心地よく感じていました。そして、ギリギリのスケジュールで何とか不具合は解消。そこからそのシステムの主担当となり、支社から指名で問い合わせをもらうなど頼られることが増えました。困難な状況にそれまでの学びで立ち向かい、新たな学びを手に入れる。MJSはそれができるからこそ、若手が早く成長できるのだと思います。

VISION

今後の目標

成長し続けるためには、現状に満足しないことが一番のポイントだと考えています。以前、時間がもったいないと思ったことから、手間がかかる業務の自動化に挑戦したことがあります。ですが、知らない言語を使わなければならず、技術や知識が全く足りないことに気づきました。そこから自分で調べて、試してを繰り返し、完成した頃には知らなかった言語もある程度分かるようになっていたんです。しかも、この知識が活かされ、2時間の業務を3分に縮められたプロジェクトもあります。思いつきでやったことですが、様々なことが身についた挑戦になりました。今後そのように挑戦を続け、仕事でも頼りにされ、一緒に働いて楽しいと思ってもらえる人間になれたらと思います。

PRIVATE

休日の過ごし方

休日は、友人とライブや釣りに行ったりすることが多いです。また、社内のフットサルチームで試合をしたりすることもあります。仕事ではあまり関わらない部門の方ともコミュニケーションが取れるいい機会になっていますね。そこで意外に社内には面白い人が多いと分かってからは、会社に行くのがより楽しくなりました。また、ギターを弾いたり、サウナに行ったりなど一人で集中するのも好きです。ワークライフバランスが取れる働き方ができるため、これだけ色々なことを楽しめることもMJSの魅力です。

※掲載している社員情報は取材当時のものとなります。